恐怖や不安のために日々の生活や行動が制限されてしまう方への即効的な治療
日々の診療の中で、患者さまが恐怖のために電車バスなどに乗れない・おかあさん会に参加出来ない・朝礼や会議でプレゼンテーション出来ないなどの様々な悩みで日常生活や仕事に支障を来している方々がとても多い事を痛感させられます。しかし、精神科や心療内科や薬剤治療には抵抗もあり、受診される方は少ないと思われます。症状としては恐怖症性不安障害の第1項目の広場恐怖症と判断いたします。神経症性障害の不安障害に分類される疾患で完治可能です。何故、恐怖を感じるのかと申しますと、以前に試された時に、それぞれの方により異なる自律神経症状(動悸・息苦しさ・胃痛・吐き気・嘔吐・下腹部痛・下痢・尿意・めまい・耳鳴り・ふらつき・頭痛・手の震え・発汗・喉の詰まり・滑舌の不良など)が増強し耐えがたい恐怖に到り、その場から直ぐに逃げ出して、以来それらには近づかない行動回避をするようになります。しかし、会社でのプレゼンテーションや出勤での電車などは回避出来ないので、悩んで受診される患者さまはいらっしゃいます。
効果・速効性に優れ、精神賦活作用のため前向きに考えられ、予期不安を抑える抗精神病薬とそれぞれの患者さまの増強する自律神経症状(動悸・息苦しさ・胃痛・吐き気・嘔吐・下腹部痛・下痢・尿意・めまい・耳鳴り・ふらつき・頭痛・手の震え・発汗・喉の詰まり・滑舌の不良など)を改善する薬剤との併用治療です。薬剤効果は5~6時間ほど持続します。セロトニン系抗うつ薬を処方しないため、依存性が殆ど無く(抗うつ薬と異なり蓄積作用が無いため)副作用も少ない薬剤治療です。
これらのお薬は最大効果がお薬を飲んで2時間30分後から2時間30分持続します。このため:
電車のプラットフォーム・バスの停留所・飛行機の搭乗口・朝礼、会議・美容室・歯医者さん・病院の待合室・MRI検査・おかあさん会・映画館・食事の待ち合わせなどに到着する2時間30分前に必ず、お飲み下さい。2時間30分後には、今まで恐怖だった状況が何事も無かった様に安定した気分で過ぎて行きます。何の恐怖も苦痛も感じずに克服出来たことに驚きさえ感じます。2時間前では効果不充分なので、くれぐれも、ご注意下さい。
それぞれの患者さまにより、異なります。行動回避されないで、毎日、行動の種類と回数に挑戦される方は2~3か月で、週1~2回に留まる方は6か月以上かかる場合も有ります。この違いは“医師の支援は受けているが、行動を回避しないで克服し乗り越えたのは自分自身だ”と言う内なる自信を獲得蓄積された患者さまが、より早く治療を終了し、全く行動制限が無くなり、卒業されて行かれます。
行動回避による行動制限により日常生活や社会活動に支障を来されている患者さまは、宜しかったら、当院を受診されて、行動制限の無い快適な日常生活や社会活動を取り戻されて下さい。心からお待ちしています。
セロトニン系抗うつ剤SSRI・SNRI以外の当院の処方薬剤は依存性が殆ど無く、安全性、効果・速効性に極めて優れているとの、ご感想を多くの患者さまから頂いております