私は京都大学医学部を卒業し、長年にわたり、心臓血管外科、肺癌外科、乳癌の外科に多施設で従事し、手術治療(心臓ペースメーカー、内視鏡的外科治療も含む)、抗癌剤治療(カテーテル治療も含む)、集中治療室では人工呼吸器治療、循環器治療、人工透析治療、血漿交換治療など救命救急治療に携わって来ました。
以上の身体医学の臨床経験から、生き続けたいのに死を受け容れなければならない患者さまが死の恐怖と不安の中から、涙と笑いを通して戦い続ける姿勢に、私は深い感動と勇気を与えられました。
これらの経験をした上で精神科・心療内科に転身いたしました。
精神科・心療内科では、元気に生き続けられるのに、あまりにも早くあきらめたり、死に急ぐ患者さまに、生きる喜びを再び取り戻して頂きたいと日々願い、診療を行っております。
生と死の交差点(希望と絶望の交差点)で患者さまに再び生きる勇気と喜びを取り戻して頂くために全力を尽くして診療にあたります。