セロトニン抗うつ剤以外の安全で効果的な治療

はじめに

患者さまが受診されましたら、予診室で最初に精神保健福祉士が、患者さまが現在、心に溜まって、悩んでおられる状況や症状などをゆっくりとお伺い致します。
その後、診察室で医師が、予診に記載された問題点について要点を絞って、今後の問題の対応方法についての信頼と理解の共有に努力致します。
そして、お話の継続、カウンセリングや休職あるいはお薬の併用なども、お望みなのかなどを詳しくお伺いして、治療方針に同意を得て、同意を得られた治療を開始致します。

お薬の治療を併用する場合

疾患の種類:対人緊張、対人恐怖、社会不安障害、適応障害、難治性パニック障害、強迫性障害、自律神経機能不全、慢性疼痛、高齢者の手足のしびれ・疼痛・ふらつき・めまい・耳鳴り、パーソナリティ障害、子育て不安・産後うつ病、うつ病・うつ状態など

疾患の対象患者さま

高齢者(50歳~55歳以上)、若い女性、未成年者、一般の患者さまなど

特に注意を必要とする対象患者さま
セロトニン系抗うつ剤SSRI・SNRIの処方により発症する危険性が高い症状

まずはじめに、セロトニン系抗うつ剤SSRIやSNRIでは効果が不充分で、それほど意欲が向上せずに、積極的になれなかったり、行動的になれないなどの意見や報告が寄せられています。


●高齢者(50~55歳以上):錐体外路症状(手足が勝手に動く・あるいは動けなくなる、手足が震える、動き回る、身体が固くなる)、不安、錯乱、妄想、イライラなど。
●若い女性や未成年者など:精神行動症候群(アクティベーション)(自殺念慮・自殺企図・他害行為、錯乱、不穏)、身体のだるさ、頭痛、吐き気・嘔吐、めまい、眠気など。
●一般の患者さまなど:高齢者ほどではありませんが、不安定な精神状態で受診された状況に処方されると若い女性や未成年者などに準じる症状が発症する場合もあります。

セロトニン系抗うつ剤SSRISNRI以外の当院の処方薬剤は依存性が殆ど無く、安全性、効果・速効性に極めて優れているとの、ご感想を多くの患者さまから頂いております

セロトニンは臨床上、抗がん剤の点滴投与により、腸管内セロトニンが活性化され、激しい悪心・嘔吐、錯乱に陥り、患者さまにとっては恐怖の物質でした。
その後、セロトニンは脳内の活性物質として製薬会社の目標とされました。

肺癌の外科・抗がん剤治療の専門医の経歴を経て、精神科指導医・専門医に転身した医師として、セロトニン系抗うつ剤を慎重を期して処方しながら、さらに、より安全で副作用が少なく、効果も速効性で、依存性が殆ど無い薬剤治療を探求し続けました。

その結果、現在、当院では副作用の強いセロトニン系抗うつ剤に頼らずに、上記に記載致しました疾患や症状に対して、依存性の殆ど無い抗精神病薬剤に他の薬剤を組み合わせ、より安全で効果に優れた処方薬剤に到りました。

そして、患者さまに各薬剤を丁寧に一錠ずつ手に取って説明し、理解と同意を得て薬剤の処方を致しております。

その結果、上記の疾患や症状は早期に改善され、依存性が殆ど無く、安全性、効果・速効性に極めて優れているとの、ご感想を多くの患者さまから頂いております。
医師として精神科治療において薬剤治療の支援を致すことは多いとは思いますけれど、最も大切なことは、その後に患者さま、ご本人自身から回避行動(無断欠勤や苦痛に感じる状況・場所を避けることなど)を無くして頂くことです。
そのためには自宅に引き込もらないで、外出をしながら行動の回数や種類を多くして頂き、規則正しい日常生活を送って頂くことが、とても大切になります。

これらの連携により早期に(2~3ヵ月から6ヵ月)、医師の支援は受けたけれど、自分から行動して自信を獲得し、乗り切ったのは私自身だ!という自負を持たれるようになっていかれます。

最終的には、行動制限が全く無くなり、以前のような安定した日常生活や社会生活(アルバイトの再開や就労復帰)へと卒業されて行かれることが精神科医師としての至上の喜びと感じております。

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